みやぎ総文2017に参加!
第41回全国高等学校総合文化祭吟詠剣詩舞部門
平成29年8月3日 宮城県美里町文化会館
茨城高文連吟詠剣詩舞チーム(佐和高10名・那珂高1名)華麗な吟と舞を披露!
今年の茨城チームは、「筑波山を吟ず」というテーマで三曲の舞と吟を披露しました。
1 「水府武士」
これは歌謡吟といって、いわゆる演歌と吟、そして剣舞を組み合わせた勇壮な舞です。幕末の水戸藩士、藤田小四郎が率いる一派が筑波山に挙兵し、のちに天狗党の乱と呼ばれる大きなうねりに変ずるさまを謡ったものです。
2 「あがもての」(万葉集 防人の歌)
我が面の 忘れもしだは 筑波嶺を 振り放け見つつ 妹は偲はね
(私の顔を忘れたなら 筑波山を見て思い出してください わが愛する君よ)
遠く防人として旅立つ夫が、残された妻に詠んだ和歌です。これは2本の扇子を優雅に動かしながら女性らしいしなやかな動きの舞です。
3 「筑波山」(合吟)
茨城チーム全11人で、声を合わせて、吟じました。古来から愛された筑波山を詠んだ漢詩です。ホール一杯に響き渡る声は他の都府県を圧倒する迫力がありました。
〇参加者の感想(茨高文連会報第53号より) 3年 屋代琳々子
今年八月三日に宮城県美里町文化会館で行われた「第四十一回全国高等学校総合文化祭宮城大会吟詠剣詩舞部門」に、私たち茨高文連吟詠剣詩舞チーム十一人は出場して参りました。先輩として後輩達をひっぱり、少ない練習時間のなかで、いかに綺麗に合わせるか、一つ一つの演舞にメリハリをつけることを意識し本番まで練習してきました。先生や仲間達と、多くの話し合いを経て作り上げた舞は、他県にも劣らない見事なものとなたっと感じています。十五分という短い時間の中で、茨城県らしい演舞を他県の皆さんに知っていただくことができました。その一方、全国大会に出て一人一人後悔が残る部分もあり課題が見えてきました。また他県の演舞を観て自分たちの未熟さに気づくことができました。
これからは、この課題に向け部員一人一人が意識し、全員で力を合わせて、練習に励んでいきます。来年の長野大会では、今回よりも更に良いものを作り上げ、後悔の残らぬよう後輩には頑張ってほしいと思います。